多汗症ボトックス(ボツリヌス)注射とは
- ✓ 注射だけで汗じみやにおいなどのお悩みを解消!
- ✓ 手のひら・足の裏の多汗も施術可能。
- ✓ 痛みが強い部位はしっかり麻酔で安心。
多汗症とは、わきや手、足の裏などにどっと多量の汗をかき、日常生活において支障をきたす状態のことです。主な原因として過労や食生活の乱れ、過度の緊張や強いストレスによって、汗の分泌を促進する交換神経の機能が異常となり、2つの汗腺(アポクリン線・エクリン線)のうち、エクリン線から多量に汗が分泌されると考えられます。わき、手のひら、足の裏など部分的な症状を「局所性多汗症」、全身に起こる症状を「全身性多汗症」と呼びます。
さらに、手のひらと足の裏の両方に汗をかいてしまう症状を、手掌足蹠多汗症(しゅしょうそくせきたかんしょう)と言い、ひどいときには手のひらの汗で紙が濡れてしまう、握手ができない、手が滑りモノを落としてしまうなどわきの汗に次いで深刻な悩みになっています。足の裏は手のひらと同様多くの汗腺が密集した場所ですが、ストッキングやブーツ、靴下などで長時間密閉されるので、足の温度が上がり汗の蒸発がしにくく、蒸れてしまうことも足の裏の多汗の原因のひとつになります。しかしながら、これが多汗症という明確な汗の基準値はありません。汗をかいてしまうことへの不安からよけいにまた汗をかいてしまうという精神的な要因が大きく影響しますので、少しの量でもご自身が精神的な不安を感じたら治療をお受けいただくことをお勧めいたします。
多汗症のメカニズム
ボツリヌストキシンを気になる部位に直接注入することで、汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)を支配している神経に働きかけアセチルコリンの放出を抑制する作用があるため、ワキの下をはじめ、手のひらや足の裏の汗を抑えることが可能です。
手術を行うことなく、注射だけで汗の量を減らし、気になる汗じみやニオイも解消します。
ボツリヌストキシンの効果が持続している間は、どんなに汗が出やすい状況下でも汗がピタッと抑えられているため、汗のことを気にする必要がなくなり、精神的にも楽になり、いつも清潔でサラサラの状態で日常生活を快適にお過ごしいただけます。
アポクリン汗線(わきがの原因)
脂質、タンパク質、アンモニアから構成されているやや白いネバネバした汗を出します。汗に含まれる分泌物が皮膚表面の細菌によって分解されるとわきがと呼ばれる独特の臭いニオイに変化し、衣類の黄色い汗じみとなります。わき、乳輪、陰部、耳などに存在します。
エクリン汗線(多汗症の原因)
1%の塩分と99%の水分で構成されている透明でサラサラした無臭の汗を出します。暑さやスポーツの時など汗を放出し体の熱を下げる重要な役割があり、汗腺の数は数百万個もあります。わき、手のひら、足の裏などに多く存在し多汗症の原因になります。
冬の汗!
冬のわき汗は夏よりニオイが強い!?
わきの汗とニオイを気にされる患者様は意外にも夏より冬の方が多くご来院されます。
その主な原因の1つとして、冬は夏よりも基礎代謝が高いことがあげられます。四季のある国に育つ私たち日本人は夏に代謝を下げ、冬に上げながら体温を一定に保つように体を調整していますので、冬はもともと代謝の高くなっているところに加え、急に暖房の効いた部屋に入ったり、少し体を動かしただけで体温が上昇し汗を多くかきやすくなります。
さらに断熱性の素材を中心とした通気性の悪い衣服を重ねて着るようになるため、発散されずにこもっている濃縮された汗やニオイを強く感じてしまうのです。
そこで冬場こそニオイの元となる雑菌の繁殖を防ぐ医療レーザー脱毛や、汗腺の働きを抑えて汗をピタッと止めるボトックス注入治療を受けられると、サラサラで快適な毎日をお過ごしいただけますので大変おすすめです。