広尾プライム皮膚科 お知らせ
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美容コラム
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「消えないシミ」の正体は肝斑?シミ・そばかすとの違いや見分けるポイント
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自分のお肌にあるシミが肝斑なのか分からない。と悩んでいませんか?
「肝斑」という言葉を知っていても、見分けられない方がとても多いです。実際に「これって肝斑ですか?シミですか?」と聞かれることがよくありますが、実は医師でもシミの判別に熟練していないと迷うことがあるほど、肝斑は難しいシミなのです。
肝斑は一般的なシミ(老人性色素斑)とは性質が異なり、非常にデリケートです。日常の些細な刺激や紫外線だけでなく、ストレスやホルモンバランスなどが大きく関係してきます。
なかなか改善しない肝斑の原因を理解し、正しいケアへと切り替えていきましょう。
監修医師:饗場恵美子先生(広尾プライム皮膚科 形成外科・美容外科専門医)
肝斑とは?
肝斑(かんぱん)とは、主に目の下や頬骨に沿って、左右対称にじわじわと広がる茶色の色素斑です。
シミ治療を検討される方の約40%がこの肝斑だと言われるほど、実は身近な悩みでもあります。30代〜50代の女性に多く見られ、女性ホルモンのバランスが影響して妊娠中~出産後、更年期、閉経後、経口避妊薬(ピル)服用時などにできやすいといわれています。
最初は「少し顔色が暗いかな?」程度のくすみから始まりますが、放置すると範囲が広がり、治りにくいシミへと変わる場合があります。
そのシミは何タイプ?肝斑やシミ・そばかすの特徴とセルフケア
肝斑・シミ・そばかすの見分け方
肝斑と間違えやすいシミやそばかすとの違いを見ていきましょう。見分けるポイントは以下の3つです。
(一般的なシミ)
紫外線や日々の生活習慣、ストレスやホルモンバランスによって変化しやすいため、一度薄くなっても再発することがあります。一般的なシミと混在しているケースが多いため、正確に見極めるには、医師による診断が安心です。
シミと肝斑の治療法は違う?間違った判断で症状を悪化させないための基礎知識
肝斑ができやすい人の特徴
紫外線対策が不十分
紫外線は、シミや肝斑の主な原因の1つです。日焼け止めを塗らずに外出したり、屋外での活動が多いと、紫外線を多く浴びてしまい、肝斑が現れやすくなります。肝斑の発生リスクを減らすためには、紫外線対策を徹底することが重要です。
ストレスが溜まっている
強いストレスを感じると、体内のホルモンバランスが崩れやすくなり、肝斑を濃くする原因になります。質の高い睡眠や規則正しい生活を意識し、内側から肌を整える習慣を大切にしましょう。心身の調子を整えることが、肝斑のできにくい健やかな肌へと繋がります。
ホルモンバランスが乱れている
肝斑の発症には、ホルモンバランスの変動が深く関わっています。特に妊娠中~出産後、経口避妊薬(ピル)の服用時、更年期や閉経後など、ホルモン環境が大きく変化する時期は症状が現れやすいため注意が必要です。
肝斑を悪化させる原因
日々の些細な行動が症状を悪化させる可能性があります。理想の肌を目指すためには、以下の4つを意識し、症状を悪化させないことが大切です。
1.摩擦による刺激(物理的刺激)
摩擦による刺激で症状が悪化します。洗顔はたっぷりの泡で洗うなど、肌を擦ったりして刺激を与えないよう気を付けましょう。
2.紫外線(光刺激)
肝斑は紫外線に敏感です。紫外線対策は一年を通じて欠かせません。
3.肌の乾燥
乾燥してバリア機能が弱まった肌は、紫外線や摩擦といった外的刺激の影響を受けやすくなるため、しっかり保湿をしましょう。
4.不規則な生活習慣
体内のホルモンバランスを安定させるためには、十分な睡眠と規則正しい生活が不可欠です。
肝斑を悪化させるNG習慣と予防&改善ガイド
シミと肝斑、混在パターンが一番多い
「自分の顔にあるのは肝斑だけ、あるいはシミだけ」と決めつけるのは禁物です。
実際には、肝斑の上にシミ(老人性色素斑)が点在しているケースが大半です。この場合、まずは全体の下地である肝斑を薄くしてから、最後に残ったシミを改善していく「段階的な治療」が望ましいです。
肝斑を改善するには?理想の素肌へ導く治療のステップ
まとめ
肝斑治療において最も重要なのは、一般的なシミとの正確な「判別」です。肝斑の発症は紫外線などの外部刺激だけでなく、ストレスやホルモンバランスが大きく関係しているため、自己流のケアは症状の悪化や長期化のリスクを伴います。紹介した特徴を網羅したようなわかりやすいものを除いて、肝斑の判別はとても難しいもの。肝斑への適切なケアを行い悪化させないためにも、医師に相談の上正しく見極めてもらうようにしましょう。
肝斑に関するQ&A
Q1. レーザー治療で肝斑が濃くなることがあると聞きましたが本当ですか?
A. はい、本当です。 一般的なシミ(老人性色素斑)に使う出力の強いレーザーを肝斑に照射すると、刺激によってメラノサイトが活性化し、逆に濃くなってしまう場合があります。
Q2. 肝斑を完全に治すことはできますか?
A.適切な治療で目立たなくすることは可能ですが、再発しやすい性質があります。内服薬や外用薬、徹底した紫外線・摩擦対策を継続し、再発を予防することが大切です。
Q3. 肝斑には「トラネキサム酸」が良いと聞きますが、市販薬でも効果はありますか?
A. 市販薬も一定の効果は期待できますが、処方薬は成分量や組み合わせの面でより高い効果が見込めます。また、自己判断で服用するよりも、医師の指導のもとで継続する方が安全かつ効率的です。
Q4. 美白化粧品だけで肝斑を消すことはできますか?
A.化粧品だけで「消す」のは非常に難しいです。 美白化粧品は、これからできるメラニンを抑制する力はありますが、既に発症した肝斑を劇的に薄くする力は弱いです。セルフケアは「予防」や「現状維持」が主な目的となります。
Q5. マッサージや美顔ローラーは使わない方がいいですか?
A. 肝斑がある部位への強いマッサージやローラーの使用はおすすめしません。 肝斑は摩擦や刺激に弱いため、過度なマッサージが肝斑を悪化させる可能性があります。