広尾プライム皮膚科
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美肌への最短ルートは?ニキビ跡治療の種類と知っておくべきリスク

「いろいろなセルフケアを試したけれど、凹凸(クレーター)がなかなか変わらない」と、諦めかけてはいませんか? これまでの記事でお伝えした通り、ニキビ跡(クレーター)の原因は、真皮にあります。

お肌本来の滑らかさを目指すためには、お肌の深部へ直接アプローチできる医療機関でのケアが有効な選択肢となります。今回は、治療のメカニズムと、事前に正しく知っておくべきリスクについて解説します。

監修医師:谷 祐子先生(広尾プライム皮膚科 院長 形成外科専門医)

美容クリニックだからできる「お肌の土台」へのアプローチ

クリニックでの治療は、スキンケアでは届かない層に働きかけ、お肌の再生プロセスをサポートすることを目的としています。

● ニキビによる瘢痕(傷あと)を物理的にケアする

お肌の奥から表面をギュッと引っ張っている硬い組織(傷あと)に対し、物理的に働きかけるアプローチです。お肌を裏側から引っ張っている原因に働きかけることで、凹んでいた表面がふっくらと持ち上がりやすい環境を整えます。

● お肌の「再生力」をサポートする

特殊な医療機器や薬剤を用いて、皮下刺激を与えます。これにより、お肌が本来持っている「健やかな状態に戻ろうとする力」を引き出し、コラーゲンなどの生成を促すことで、内側から凹みの改善を目指します。

美容クリニックでのケアを検討するメリット

原因の根本へ直接アプローチ

スキンケアが届くのは肌の表面までですが、医療機関ではニキビ跡の根本原因がある「深い層(お肌の土台)」へ直接アプローチが可能です。 医療機器ならではのエネルギーや専用の薬剤を用いることで、セルフケアでは動かせなかった深い部分の組織を、内側から整えることができます。

専門医による「原因の見極め」とオーダーメイドの提案

 ニキビ跡は、赤み・茶色い跡・凹凸(クレーター)など複数の状態が混ざり合っていることがほとんどです。 専門医が「どの層に、どの治療を組み合わせるのが最も効率的か」を適切に診断します。肌質や跡の状態に合わせたプランを立てることで、遠回りせずに理想の肌へと近づけます。

「今ある跡」と「これからの予防」を同時にケア

 すでにできてしまった跡のケアはもちろん、ニキビそのものができにくい肌環境へ整えるアドバイスも行います。「今の悩みを解消しながら、未来の美肌も守る」というトータルなケアを受けられるのは、美容クリニックならではの大きなメリットです。

知っておくべき「副作用」と「費用の考え方」

納得して一歩踏み出すために、事前に理解しておきたい大切なポイントです。

健やかな再生のための「ダウンタイム」

治療によってはお肌が新しく生まれ変わる過程で、数日間〜1週間ほど赤みや皮むけなどが生じることがあります。これはお肌が頑張って修復しているポジティブなサインですが、大切な予定の前などは避けるなどの調整が安心です。どんな反応が予測されるかあらかじめよく確認し、治療タイミングの相談に乗ってくれるクリニックで、納得してから治療を受けましょう。

「じっくり育てる」プロセス

ニキビ跡治療は魔法ではありません。一回の施術ですべてがリセットされるわけではなく、お肌の再生サイクルに合わせて複数回の通院が必要になるケースが一般的です。

費用の考え方について

ニキビ跡治療は、自由診療(保険外)です。セルフケアに比べると一回あたりのコストは高めに感じられるかもしれませんが、「効果の見えにくいケアを何年も模索し続ける時間」を短縮し、確実性の高い変化を得るための投資と考えることができます。

 

まとめ

医療によるニキビ跡治療は、お肌の構造に基づいた論理的な「再生のプロセス」です。自分に合った方法を正しく選ぶことで、鏡を見るのが楽しみな毎日に変えることができます。

最新の治療法(マイクロニードリング、サブシジョン、ニードルRF、ピーリングなど)にはそれぞれ素晴らしい特徴があり、これらを組み合わせることで、理想の肌へと着実な一歩を踏み出すことができます。クレーター状のニキビ跡にお悩みの方は、まずは医師に相談してみましょう。

Q&A:ニキビ治療に関するよくある質問

Q1. 治療を受ければ、ニキビ跡は完全に消えてなくなりますか? 

A.治療によって凹凸を平らに近づけ、目立たなくすることは十分に期待できますが、お肌を「100%元通りのまっさらな状態」にすることを保証するものではありません。個人の肌質や症状の程度により結果には個人差があるため、診察時に期待できる変化をしっかり確認することが大切です。

Q2. 施術中の痛みや、その後の副作用が心配です。

A.施術によっては痛みや熱感を伴う場合がありますが、多くのクリニックでは麻酔クリームなどを使用し、痛みを最小限に抑える工夫をしています。術後の赤みや腫れといった副作用についても、事前にきちんと説明を受け、納得してから治療を受けましょう。

Q3. 1回の治療で効果を実感できますか? 

A.ニキビ跡治療は、お肌の再生力を利用して少しずつ組織を入れ替えていくプロセスです。一回で全てをリセットするのは難しく、お肌の再生サイクルに合わせて数回(例:3回〜10回程度)継続することで、より着実な変化を実感していただけるケースが一般的です。

Q4. どのような基準で自分に合った治療を選べばよいですか? 

A.基本的には医師があなたの肌状態を診察し、ニキビ跡の種類(凹みの形や深さ)に居合わせて治療法を提案してくれます。あとは予算や通う頻度など、無理のない治療を選びましょう。