広尾プライム皮膚科
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肌のハリ不足はこれで解決!賢い成分スキンケア術

肌のハリや輪郭の変化は、ある日ふと鏡を見た瞬間に気づくものです。

とくに30代以降は、コラーゲンやエラスチンの働きがゆるやかに低下し、スキンケアだけでは追いつかない肌内部の栄養不足が表面化しやすくなります。
年齢のせいだけでは説明できない変化が積み重なると、たるみや毛穴の開きが加速してしまうことも。
こうした悩みに対し、美容皮膚科の現場でも注目されているのが、レチノール・ビタミンC誘導体・ナイアシンアミドの3成分です。

本記事では、それぞれの働きと効果的な取り入れ方を丁寧に解説し、あなたの肌が本来持つ力を引き出すためのヒントをお伝えします。

監修医師:谷 祐子先生(広尾プライム皮膚科 院長 形成外科専門医)

たるみケアの救世主!「レチノール(ビタミンA)」の魅力と賢い使い方

たるみの根本原因の一つである、肌内部のコラーゲンやエラスチンの減少・変性にアプローチできる成分として、美容皮膚科医が注目するのが「レチノール(ビタミンA)」です。

レチノールの主な作用

  • コラーゲン生成サポート: 真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促すことで、肌に内側からハリと弾力を与えます。
  • ターンオーバー促進: 肌の代謝(ターンオーバー)を整え、たるみによって目立ち始めた毛穴や小じわのケアに役立ちます。

賢い取り入れ方

  1. 低濃度からスタート: レチノールは肌への刺激(A反応:赤み、皮むけなど)を感じやすいため、最初は低濃度から少量ずつ使用し、肌を徐々に慣らしていくことが鉄則です。
  2. 夜の使用を推奨: 基本的に夜のみの使用をおすすめします。日中の使用は避け、必ず日焼け止めを塗り、紫外線対策を徹底しましょう。
  3. 自分の肌に合った製品を選ぶ: 肌質やテクスチャーに合ったものを選ぶことで、継続しやすく効果を感じやすくなります。

 

尚、妊娠・授乳中は使用を控える必要があるなど、効果的な反面使用には注意が必要です。不安な方は、医師の管理下で使用するのも一つの方法です。

透明感とハリを両立!「ビタミンC誘導体」のパワフルな作用

肌のたるみは、紫外線ダメージによる酸化ストレスも大きく影響します。そんな酸化から肌を守り、内側から輝きを引き出すのが「ビタミンC誘導体」です。

ビタミンC誘導体の主な作用

  • 強力な抗酸化作用: 紫外線などによる活性酸素から肌を守り、たるみやシワの原因となる光老化を防ぐ効果が期待できます。
  • コラーゲン生成の補酵素: コラーゲンを作る過程で必要不可欠な補酵素として働き、肌のハリをサポートします。
  • 毛穴の引き締め・トーンアップ: 皮脂の分泌を抑制し、たるみ毛穴の引き締めや、メラニン生成を抑えることで透明感アップにも効果的です。

賢い取り入れ方

  • 朝の使用がおすすめ: その抗酸化作用は、日中の紫外線ダメージから肌を守る働きが期待できるため、朝のスキンケアに取り入れるのが特に効果的です。
  • 浸透力の高い種類を選ぶ: 安定性が高く肌に浸透しやすいように改良された成分(APPS、VCエチルなど)を選びましょう。洗顔後すぐの肌に使うことで、効果を最大限に引き出せます。

万能成分「ナイアシンアミド」で全方位エイジングケア

ナイアシンアミド(ビタミンB3)」は、近年特に注目されている、刺激が少なく多機能な万能成分です。

ナイアシンアミドの主な作用

  • 真皮のサポート: 真皮のコラーゲン生成を助ける作用が報告されており、シワの目立ちにくい肌作りのサポートが期待できます。
  • バリア機能のサポート: 肌のセラミド生成を助け、乾燥による小じわを目立ちにくくするなど、肌の潤いとハリを保つ力をサポートします。
  • 美白・抗炎症のサポート: メラニンの肌表面への移動を抑える働きや、ニキビなどの炎症を和らげる働きが期待されます。

賢い取り入れ方

  • 併用しやすい: レチノールやビタミンC誘導体といった他の成分との相性も良く、刺激が少ないため、敏感肌の方でも比較的安心して取り入れやすいのが特徴です。
  • 手軽さ: 化粧水や美容液、クリームなど、様々なアイテムに配合されており、朝晩のスキンケアに手軽に取り入れることができます。一つで複数の肌悩みにアプローチしたい女性にとって、まさに「頼れる味方」です。

 

たるみに効くスキンケア成分についてこちらで詳しく解説しています。

 

賢く選ぶ!高コスパ成分配合アイテムの見つけ方

高価な化粧品でなくても、効果的な成分は確かに存在します。大切なのは、以下の3つのポイントをチェックすることです。

  1. 成分表示の確認
    レチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなど取り入れたい有効成分が、配合リストの上位にあるかをチェックしましょう。配合量の目安になります。
  2. 毎日使いやすいか
    濃度だけでなく、肌が負担なく毎日使えるかどうかも重要です。無理なく継続できることが、効果を実感するためのポイントです。
  3. 肌との相性を確認
    複数の成分を組み合わせる際は、肌への負担を考慮して一つずつ試す、または朝晩で使い分ける(例:朝はビタミンC誘導体、夜はレチノールとナイアシンアミド)など、肌の反応を見ながら取り入れるのがおすすめです。

まとめ

今日ご紹介したレチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドは、毎日のスキンケアに手軽に取り入れられる成分です。

大切なのは、焦らずご自身のペースで必要な成分を見極める知識を身につけ、毎日続けることが初期のたるみサインをケアする鍵です。

もし、ご自身のケアだけでは改善がみられない、より早く確実な効果を実感したいという場合は、医師にご相談ください。

たるみに効く成分に関するQ&A

Q1. レチノールは敏感肌でも使えますか?

A.低濃度から少量ずつ、徐々に慣らしてください。 敏感肌の方は、刺激を感じやすいレチノールを低濃度から少量ずつ試し、肌の様子を見ながら徐々に慣らしていくことをおすすめします。A反応(赤み、皮むけなど)が出た場合や使用に不安が不安がある場合には使用を中止し、数日経過しても肌状態が改善しない場合には医師に相談してください。
保湿をしっかり行うことも大切です。

Q2. ビタミンC誘導体は朝使っても大丈夫ですか?

A.はい、朝のご使用も問題ございません。 ビタミンC誘導体は、その抗酸化作用により日中の紫外線ダメージから肌を守る効果が期待できます。ビタミンC誘導体の使用有無にかかわらず、日中は日焼け止めを併用し、紫外線対策を行いましょう。

Q3. これらの成分は一緒に使っても問題ありませんか?

A.ほとんどの組み合わせで併用可能です。 一般的に、ビタミンC誘導体とナイアシンアミド、レチノールとナイアシンアミドは併用可能です。ただし、肌が敏感な方は、一度に多くの成分を使いすぎると刺激になる可能性もあるため、朝晩で使い分けるなど、肌の反応を見ながら取り入れましょう。

Q4. プチプラ化粧品でも効果はありますか?

A.はい、効果的な成分が配合されていれば十分に期待できます。 大切なのは、配合されている成分の種類とその濃度、そして何よりも「毎日継続して使えるか」です。高価なものだけが正解ではありませんので、成分表示をよく見て、ご自身の肌に合ったもの、続けやすいものを選びましょう。

Q5. ナイアシンアミドはどんな肌悩みに効果的ですか?

A.非常に幅広い肌悩みにアプローチできる万能成分です。 シワ改善、美白、肌のバリア機能強化、毛穴の目立ち、皮脂バランス調整など、複数の悩みを抱える30代女性には特におすすめです。