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美容コラム
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え、これシワ?!気になる「初期のシワ」原因と対策
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年齢を重ねるとともに、目元や口元の小じわなど肌の変化に悩み始めた方は多いのではないでしょうか。
シワの原因を正しく理解し、今日からできるエイジングケアを始めることで、若い状態の肌を長くキープできるようになります。
この記事では、エイジングサインの中でも多くの人が悩みを持つ「シワ」ができる根本的な原因を、分かりやすく解説します。
原因を知ることは、シワ対策を始めるうえでの大切な第一歩です。
監修医師:谷 祐子先生(広尾プライム皮膚科 院長 形成外科専門医)
まず知ろう!シワができる3つの主な原因
「最近、肌のハリがなくなってきた気がする」「目元の小じわが気になる」…そう感じたら、それは肌が何らかのサインを送っている証拠かもしれません。
シワができる原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。しかし、その中でも特に注意すべき主要な原因が、「乾燥」「紫外線」「表情の癖」の3つです。
これらの原因を正しく理解することが、効果的なエイジングケアへの第一歩となります。
漠然とした不安を具体的な知識に変え、未来の肌への対策を始めましょう。それぞれの原因がどのようにシワを引き起こすのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
シワの見分け方や日々のケア方法についてこちらで詳しく解説しています。
肌のSOSサイン!「乾燥ジワ」の正体
私たちの肌は、水分が不足すると表面がしぼみ、細かな溝ができやすくなります。これが「乾燥ジワ」です。
特に、皮膚が薄く、動きの多い目元や口元に現れやすいのが特徴です。
肌の水分が失われると、角質層の柔軟性が低下し、肌のバリア機能が正常に働かなくなります。
一時的なものと思われがちな乾燥ジワも、放置すると「真皮ジワ」と呼ばれる深いシワへと進行する可能性があります。
これは、乾燥によって肌のターンオーバーが乱れ、コラーゲンやエラスチンの生成にも悪影響を及ぼすためです。
エアコンの効いた室内や冬場の乾燥した空気は、肌の水分を奪う大きな要因です。
毎日の丁寧な保湿ケアが、乾燥ジワを防ぎ、肌の潤いを保つ上で最も重要です。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった高い保湿成分を意識的に取り入れ、肌の水分量をキープしましょう。
避けられない大敵!「紫外線」が肌に刻むシワ
シワの要因の一つに、「紫外線」があります。
紫外線は波長によってUVA、UVB、UVCの3種類に分けられますが、特に注意すべきなのがUVA(紫外線A波)です。
UVAは地表に届く紫外線の大部分(約95%)を占め、真皮層まで到達します。
UVAが真皮層まで到達すると、肌のハリや弾力を支えるのに不可欠なコラーゲンやエラスチンを破壊し、肌の土台を徐々に崩していきます。
これを「光老化(ひかりろうか)」と呼び、このプロセスによって深いシワやたるみが引き起こされます。
UVAは窓ガラスを透過し、くもりの日でも肌にダメージを与えるため、季節や天候に関わらず日中の紫外線対策は欠かせません。
日焼け止めを毎日塗る習慣をつけ、帽子やサングラス、日傘などの物理的な防御も組み合わせることで、未来の肌を紫外線ダメージから守り、シワの発生を効果的に予防することができます。
無意識の積み重ね!「表情の癖」がシワになるメカニズム
私たちは日々、様々な感情を表現するために顔の筋肉(表情筋)を使っています。
笑ったり、怒ったり、考え込んだり…これらの表情は、特定の筋肉を繰り返し収縮させることで作られます。
しかし、この繰り返しが、特定の場所にシワとして定着してしまうことがあります。これが「表情ジワ」です。
特に、目尻の笑いジワ、眉間の縦ジワ、額の横ジワなどが代表的です。
若い頃は肌に十分な弾力があるため、表情を戻せばシワも自然に消えます。
しかし、加齢や紫外線ダメージなどによってコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の弾力性が低下し、一度できたシワが元の状態に戻りにくくなります。
その結果、無意識の表情の癖がそのままシワとして深く刻まれてしまいます。
これを防ぐためには、まず自分がどのような表情の癖を持っているかを知ることが重要です。
眉をひそめる回数を減らすなど、日々の習慣をまずは意識することから始めましょう。
特に加齢により表情筋が緩んでくると、別の筋肉によって動きを補完しようとして結果的にシワが寄ることも多いです。
どの表情でどんなシワが寄っているのか、まずは知ることが重要です。
また、表情筋の過度な緊張を和らげるマッサージや、保湿ケアで肌の柔軟性を高めることも、表情ジワの予防に役立ちます。
ただし、ほかのシワと違って無意識の癖を意識するのは想像以上に難しいものです。表情ジワを何とかしたいときは、美容医療を頼るのも一つの方法です。
まとめ
シワの原因は、乾燥・紫外線・表情の癖といった、日常の中に潜んでいます。
まずは、洗顔後の丁寧な保湿、外出前の日焼け止め、そして表情の動きを意識することから始めましょう。
小さな習慣の積み重ねが、肌の印象を大きく変えていきます。
「なんとなく気になる」と感じた段階でケアを始めることが、シワ対策の第一歩です。
もしセルフケアだけでは改善が難しい場合や、自分に合うケア方法が分からない場合は、美容クリニックで肌の状態を診てもらうのもおすすめです。
専門的な診断と治療によって、より効果的な対策を見つけることができます。
シワに関するよくある質問
Q1. 乾燥ジワは、放っておくと深いシワになりますか?
A.はい、乾燥ジワは肌の表面的なシワですが、放置すると肌のバリア機能が低下し、肌の弾力性も失われていくため、やがて真皮にまで及ぶ深いシワへと進行する可能性があります。
早めの保湿ケアが非常に重要です。
Q2. 日焼け止めを塗っていれば、紫外線によるシワは完全に防げますか?
A.日焼け止めは紫外線対策の基本であり非常に効果的ですが、完全に100%防ぐことは難しいです。
帽子やサングラス、日傘などの物理的な防御と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。また、こまめな塗り直しも大切です。
Q3. 表情ジワは、一度できてしまうと消えませんか?
A.表情ジワは、初期段階であれば表情筋を意識的に緩めることや、肌の弾力を高めるケアによって目立たなくすることが可能です。
しかし、深く刻まれてしまったシワは完全に消すのが難しい場合もあります。早期からの意識とケアが予防に繋がります。
Q4. 若いのにシワができやすいのはなぜですか?
A.若くてもシワができやすい場合、主な原因は乾燥、紫外線対策不足、そして表情の癖が考えられます。
特に乾燥肌の方は、若くても乾燥ジワができやすい傾向にあります。また、生活習慣やストレスも肌のコンディションに影響を与えます。
Q5. シワの原因に、食生活は関係ありますか?
A.はい、食生活は肌の健康に大きく影響します。
抗酸化作用のあるビタミンCやE、肌の生成を助けるタンパク質などをバランス良く摂取することで、肌のハリや弾力を保ち、シワの予防に繋がります。
偏った食生活は肌荒れや老化を加速させる可能性があるので、注意が必要です。