美容皮膚科用語集>

メラニン代謝

メラニン代謝とは、メラニン細胞(メラノサイト)で生成されたメラニンが、細胞内に侵入してくる紫外線を吸収しながら、肌のターンオーバーによって肌の外へ排出されるまでの周期(約1ヶ月)のことである。メラニンの代謝の際、黒褐色に生成された細胞は角化しながら表皮に押し上げられ、剥がれ落ちるものと、真皮(肌の内部)に落ちていくものとがある。正常な肌状態では、血管やリンパ球を経由して体外へ排泄されるが、皮膚に何らかの異常があると、真皮に落下したメラニン色素は肌内部にシミ(色素沈着)として残ってしまう。美肌を保つためには、肌のターンオーバーとともにメラニン代謝がうまく働くように注意が必要である。皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーのサイクルを正常に戻すためには規則正しい生活や、良質なたんぱく質の摂取が欠かせない。また、ピーリングなども新陳代謝を高めるのには有効である。

関連施術