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フェイスラインは顔の印象を左右する部位です。美しいといわれる女優や若い人は、フェイスラインがシャープで整っている人が多いでしょう。逆に「たるみ」や「むくみ」によりフェイスラインがぼやけてしまうと、太って見えるだけでなく老けた印象も与えてしまいます。
今回は、年齢を重ねるごとにお悩みが増えるフェイスラインの原因について、皮膚科医の目線から解説していきます。合わせてたるみのチェック方法やケア方法もご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
まず、フェイスラインがどこの部分にあたるのか具体的にわからない人も多いと思います。フェイスラインとは端的に言えば、顔の輪郭のことです。鏡の前に立ち、顔を正面から見てみて下さい。ちょうどおでこ部分の髪の生え際からこめかみを通り、あごのラインまでがフェイスラインになります。
フェイスラインがむくんではっきりしないと、太って見えてしまう原因になります。更にたるんでいけば、相手から老けた印象を持たれてしまうことでしょう。髪型で輪郭を隠したり、メイクでシャープに見せたりすることもできますが、一時的なもので限界があります。気になる方はたるみが悪化しないうちに、早めの対策を打つのが基本です。
前述した通り、顔の印象を変えてしまうフェイスラインですが、正しくケアするにはどんなたるみが生じているかをチェックする必要があります。
鏡を用意し、真正面からご自身の顔を見てみましょう。顔全体を見て左右のバランスを確認してみて下さい。輪郭がシャープでなく、もたついている部分はありませんか?たるみが生じやすいのはあごや頬になりますので、念入りにチェックすることを推奨します。
フェイスラインのチェックは正面だけでよいと思われがちですが、横向きやうつむいた時の輪郭にも目を向けることが大事です。鏡を顔の下に配置し、上からのぞいてみましょう。正面は整っていても、あごのお肉がたるみ、二重あごになっている人もいます。
また、横を向いた時のフェイスラインも、他人からよく見られている部分になりますので入念にチェックしておきたいですね。角度を変えてチェックすることで、よりフェイスラインの状態がわかりやすくなります。
フェイスラインがたるんでしまう原因は様々あります。もちろん生まれつきの骨格に起因する部分もありますが、体重の増加や加齢などの要因も見逃せません。ここでは5点の原因をピックアップして解説していきます。
原因を知ることで事前の対策もできますので、しっかり理解していきましょう。ご自身で原因を解明しきれない場合は、専門医に相談することも1つの手です。放っておくと更に深刻な状態に陥ってしまうこともありますので、早めに対処していきましょう。
フェイスラインを崩してしまう1つ目の理由は、肥満です。体重が増えてしまえば、もちろん見た目にも影響があります。体の全体に脂肪がある人は、顔にもお肉がついている人が多いので注意しましょう。特にあご周りについた脂肪は首とあごの境目をなくしてしまい、二重あごを引き起こします。
人によって脂肪がつきやすい部位は異なりますが、顔に出やすい人も気を付けましょう。体は標準体型でも、急激な体重増加によりフェイスラインが崩れ、太って見えてしまうこともあります。
リガメントという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、「腱鞘(けんしょう)」という繊維状の組織です。骨と表情筋をつなぐ部位で、非常に重要な役割を持ちます。顔にはいくつかのリガメントが存在しますが、特にフェイスラインと密接な関係にあるのは「下顎リガメント」です。
顔の血流が悪化したり、老廃物が溜まったりすることでリガメントは硬くなっていきます。弾力が失われてしまうと、表情筋を引き上げる力が弱くなり支えきれなくなります。結果、重力に逆らえず、フェイスラインがたるんでしまうのです。
3つ目は顔の筋肉である表情筋の劣化です。表情筋は骨ではなく皮膚に接することで、さまざまな表情を作り上げています。皮下脂肪をダイレクトに支えていますが、加齢などにより表情筋が衰えると、皮膚がたるんでしまうのです。更にフェイスラインのたるみだけでなく、シワにもつながる危険性があります。
気を付けたいのは、たるみが生じた部分は毛細血管が圧迫され、血流が悪化してしまうことです。当然、栄養素や酸素の供給が満足にできなくなるので、更なるたるみを生んでしまうことにつながります。
じつは、顔のたるみには女性ホルモンも関係しています。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンには、肌の弾力に関わるエラスチンやコラーゲンの生成を促す作用があります。しかし、エストロゲンは年齢を重ねるごとに分泌量が減少することがわかっています。結果、肌のハリは減少。自ずと重力によって、たるみが発生してしまいます。ちなみに、月経直後に化粧のノリが一時的によくなるのも、エストロゲンの分泌量が増えることによるものです。
表皮の下には、肌の弾力性や柔軟性に関わる真皮層があります。真皮層にある線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成をおこなっています。肌のハリを維持するコラーゲン、弾力に関わるエラスチン、保水効果のあるヒアルロン酸は肌にとって欠かせないものです。
ただし、加齢や強い紫外線の影響で、線維芽細胞の質や数が低下してしまいます。当然、肌の弾力低下につながり、たるみが生じてしまうのです。
たるみの原因には様々な理由があることを理解できたと思います。フェイスラインのたるみが進行しないよう、普段の生活にも気を付けていきたいですね。ここでは代表的なNG習慣を3つご紹介します。
スマートフォンなどの操作をしている時に、つい癖で頬杖をついてしまう人も多いのではないでしょうか?頬杖は表情筋のバランスを崩し、あご周りにある筋肉の動きを妨げてしまう可能性があります。表情筋の衰えにつながるので注意しましょう。
また、猫背の姿勢も同様に筋肉の動きを制限しています。うつむいた状態が続くと、首の皮膚が重力で下がり、たるみが発生してしまいます。シワにつながる恐れもありますので、普段から姿勢には気を付けましょう。
肌の大敵である紫外線ですが、たるみにも影響を及ぼします。なかでも気を付けたいのが、波長の長い紫外線A波(UVA)。エネルギーが弱いものの浸透力が高いため、肌の真皮層まで到達する場合があります。
真皮層にある線維芽細胞にダメージが与えられれば、コラーゲンなどの生成が阻害されてしまいます。とくに保水効果のあるヒアルロン酸が減少すると、皮膚の乾燥を招き、たるみを更に加速させてしまうでしょう。紫外線A波(UVA)は雲や窓ガラスも透過するので、日差しが強い時だけでなく1年を通して日焼け対策が必要です。
皮膚に接し、表情を作り出す表情筋。手や足の筋肉と同様、表情筋も普段から活用しなければ衰えてしまいます。気づくと無表情になっている人は要注意です。
表情筋が衰えれば、皮下脂肪や皮膚を支えきれずにたるみが生じてしまうことがあります。普段から喜怒哀楽をしっかりと表現するだけでも、表情筋を動かせますのでトライしてみましょう。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】 ここで紹介したNG習慣はほんの一例です。たるみを進行させないためにも、基礎化粧品による乾燥対策や姿勢の改善にも注力していきましょう。
加齢や生活習慣など多くの原因によって引き起こされる「たるみ」。重症化させないためにも、初期段階のケアや予防は非常に重要です。しかし、間違ったケアをすると、たるみを深刻化させてしまうことも考えられます。ここでは、自宅でもできる「たるみケア」を2点紹介します。
意識して取り組むことで、今日からでも肌は変えていけます。ぜひチャレンジしてみて下さい。
大事なのは、たるみの原因になる表情筋を鍛えるケアです。道具は必要ないので、どなたでも手軽に始められますよ。
やり方は簡単で、口を「あ」「い」「う」の形に順序良く開きます。ポイントは極限まで大きく口を開きながら行うことです。声を出さなくても口の形をつくるだけでも充分ですので、仕事のちょっとした休憩時間にもチャレンジしやすいです。推奨するエクササイズ回数は1日に1回。忙しい方は3日に1回程度でも効果が期待できます。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】 表情筋を鍛えるのに有効的なエクササイズですが、やりすぎは禁物です。過度におこなうと、逆に表情ジワへつながってしまう場合もあります。先ほどご紹介した回数を目安に、適切なエクササイズを心がけましょう。
合わせて内側からのケアも大切にしていきましょう。摂取を推奨しているのは以下の3点です。
手羽先は肌のハリに関わりのあるコラーゲンを多く含んでいます。「コラーゲンを口から摂取しても効果がないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、体内にコラーゲンが充分に足りていれば肌にも行き届くようになります。日々積極的に良質なコラーゲンを摂り入れることが重要です。
2つ目の卵は、白身と皮の間にある薄皮に、肌のハリに対してアプローチできる栄養素がたっぷり含まれています。昔からフェイスパックとして卵を使う人がいたほど、じつは美容に大きく関わる食材です。毎日の食事で意識的に卵料理を取り入れてみましょう。
最後にアスタキサンチンとは、老化を防ぐ栄養素で赤い食べ物に多く含まれています。エビやカニなど海の生物に含まれることが多いのですが、大昔海に強く降り注いでいた紫外線から身を守っていた名残と考えられています。たるみも紫外線によって引き起こされる症状なので、紫外線に強い食べ物をとるのは理論的に正しいです。
外側からのケアも必要ですが、食事の習慣を見直すことで美へ更に近づくことができます。おいしい食事を通して、楽しく「たるみケア」をしていきましょう。
毎日のケアはもちろん大切ですが、改善に向けてもっと積極的なケアを行いたい人は、ぜひ美容医療も検討してみましょう。
美容医療における「たるみ治療」については、悩みの種類や原因によってアプローチ方法が異なります。それぞれの特徴を解説していきますので、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。
保水力が特徴のヒアルロン酸を、直接気になる部位に注入する方法です。ヒアルロン酸は1gで約6リットルもの水分を保持できるといわれています。コラーゲン注射のようにアレルギーテストも不要のため、すぐに治療を開始できます。
たるみ治療においては、頬骨の位置に「ボリューマXC」というヒアルロン酸を注入します。適度な硬さがあるヒアルロン酸のため、ボリュームが足りない部分を隆起させる支柱のような働きを担ってくれます。頬骨から皮膚を引き上げてくれることで、すっきりとしたフェイスラインを目指せます。
ダブロとは、高密度焦点式超音波療法(ハイフ)を採用した美容機器です。簡単にいうと、虫眼鏡で太陽の光を一点に集めるかのように、超音波のエネルギーを狙った部位に集中させます。
他の周辺組織にはダメージを与えないよう、皮膚の奥にあるSMAS層(筋層)だけに直接エネルギーを届けるのが魅力。SMAS層を縮ませながら持ち上げることで、筋肉の引き締めに期待ができるメカニズムです。同時にコラーゲンの生成を促されるので、更に効率のよいリフトアップが見込めます。
「イントラダーマル・インジェクターU225」という注入器を用い、薬剤を注入する治療法になります。同機器は皮膚の浅い層に均一に薬剤を注入できるため、麻酔なしで施術が可能です。ヒアルロン酸注射のように気になる部分ではなく、お顔全体に注入していきます。
薬剤はヒアルロン酸、サイトカインAAPE˞®、DMAEの3種類です。サイトカインAAPE˞®は脂肪幹細胞上清液のことで、肌の潤いや透明感を促進します。DMAEの主な作用はアセチルコリン生成のサポートです。アセチルコリンは肌の筋肉を引き締める効果があり、効率的なリフトアップを助けます。3種の薬剤を一気に注入することで、たるみの改善だけでなく美肌効果にも期待が持てるのです。
代表的な治療法を3つ紹介しましたが、それぞれメリットが異なります。肌質も同時に治療したいならフレンチショットスキンリニュー、表情筋の衰えによるたるみだったらダブロなど、あなたの症状と目的に合わせて選ぶことが重要です。
クリニックでは治療前にしっかりカウンセリングをおこなっていますので、まずは気軽にご相談してみましょう。
フェイスラインのたるみは、適切な治療とケアによって予防と改善が期待できる部位です。とくにあご周りのたるみは加齢だけでなく、日々の習慣も大きく関わっていますので、生活の見直しも重要でしょう。
顔の印象を大きく変えてしまうフェイスラインだからこそ、気づいた時点で早めの対策が鍵となります。「一度たるんでしまったら打つ手がないのでは?」と思っている方も、ぜひ当院での美容医療を検討してみて下さい。
恵比寿プライムスクエアタワーB1F駐車場に車寄せあり 恵比寿プライムスクエアタワーB1F駐車場をご利用下さい 駐車料金:¥500 / 30分
フェイスラインは顔の印象を左右する部位です。美しいといわれる女優や若い人は、フェイスラインがシャープで整っている人が多いでしょう。逆に「たるみ」や「むくみ」によりフェイスラインがぼやけてしまうと、太って見えるだけでなく老けた印象も与えてしまいます。
今回は、年齢を重ねるごとにお悩みが増えるフェイスラインの原因について、皮膚科医の目線から解説していきます。合わせてたるみのチェック方法やケア方法もご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
フェイスラインとはどの部分?
まず、フェイスラインがどこの部分にあたるのか具体的にわからない人も多いと思います。フェイスラインとは端的に言えば、顔の輪郭のことです。鏡の前に立ち、顔を正面から見てみて下さい。ちょうどおでこ部分の髪の生え際からこめかみを通り、あごのラインまでがフェイスラインになります。
フェイスラインがむくんではっきりしないと、太って見えてしまう原因になります。更にたるんでいけば、相手から老けた印象を持たれてしまうことでしょう。髪型で輪郭を隠したり、メイクでシャープに見せたりすることもできますが、一時的なもので限界があります。気になる方はたるみが悪化しないうちに、早めの対策を打つのが基本です。
たるみの自己チェック方法
前述した通り、顔の印象を変えてしまうフェイスラインですが、正しくケアするにはどんなたるみが生じているかをチェックする必要があります。
鏡を用意し、真正面からご自身の顔を見てみましょう。顔全体を見て左右のバランスを確認してみて下さい。輪郭がシャープでなく、もたついている部分はありませんか?たるみが生じやすいのはあごや頬になりますので、念入りにチェックすることを推奨します。
フェイスラインのチェックは正面だけでよいと思われがちですが、横向きやうつむいた時の輪郭にも目を向けることが大事です。鏡を顔の下に配置し、上からのぞいてみましょう。正面は整っていても、あごのお肉がたるみ、二重あごになっている人もいます。
また、横を向いた時のフェイスラインも、他人からよく見られている部分になりますので入念にチェックしておきたいですね。角度を変えてチェックすることで、よりフェイスラインの状態がわかりやすくなります。
フェイスラインがたるむ原因とは?
フェイスラインがたるんでしまう原因は様々あります。もちろん生まれつきの骨格に起因する部分もありますが、体重の増加や加齢などの要因も見逃せません。ここでは5点の原因をピックアップして解説していきます。
原因を知ることで事前の対策もできますので、しっかり理解していきましょう。ご自身で原因を解明しきれない場合は、専門医に相談することも1つの手です。放っておくと更に深刻な状態に陥ってしまうこともありますので、早めに対処していきましょう。
体重の増加によりお肉がつく
フェイスラインを崩してしまう1つ目の理由は、肥満です。体重が増えてしまえば、もちろん見た目にも影響があります。体の全体に脂肪がある人は、顔にもお肉がついている人が多いので注意しましょう。特にあご周りについた脂肪は首とあごの境目をなくしてしまい、二重あごを引き起こします。
人によって脂肪がつきやすい部位は異なりますが、顔に出やすい人も気を付けましょう。体は標準体型でも、急激な体重増加によりフェイスラインが崩れ、太って見えてしまうこともあります。
リガメントの衰えによる輪郭のくずれ
リガメントという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、「腱鞘(けんしょう)」という繊維状の組織です。骨と表情筋をつなぐ部位で、非常に重要な役割を持ちます。顔にはいくつかのリガメントが存在しますが、特にフェイスラインと密接な関係にあるのは「下顎リガメント」です。
顔の血流が悪化したり、老廃物が溜まったりすることでリガメントは硬くなっていきます。弾力が失われてしまうと、表情筋を引き上げる力が弱くなり支えきれなくなります。結果、重力に逆らえず、フェイスラインがたるんでしまうのです。
シワにもつながる表情筋の衰え
3つ目は顔の筋肉である表情筋の劣化です。表情筋は骨ではなく皮膚に接することで、さまざまな表情を作り上げています。皮下脂肪をダイレクトに支えていますが、加齢などにより表情筋が衰えると、皮膚がたるんでしまうのです。更にフェイスラインのたるみだけでなく、シワにもつながる危険性があります。
気を付けたいのは、たるみが生じた部分は毛細血管が圧迫され、血流が悪化してしまうことです。当然、栄養素や酸素の供給が満足にできなくなるので、更なるたるみを生んでしまうことにつながります。
加齢による女性ホルモンの減少
じつは、顔のたるみには女性ホルモンも関係しています。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンには、肌の弾力に関わるエラスチンやコラーゲンの生成を促す作用があります。しかし、エストロゲンは年齢を重ねるごとに分泌量が減少することがわかっています。結果、肌のハリは減少。自ずと重力によって、たるみが発生してしまいます。ちなみに、月経直後に化粧のノリが一時的によくなるのも、エストロゲンの分泌量が増えることによるものです。
肌細胞の数と質低下
表皮の下には、肌の弾力性や柔軟性に関わる真皮層があります。真皮層にある線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成をおこなっています。肌のハリを維持するコラーゲン、弾力に関わるエラスチン、保水効果のあるヒアルロン酸は肌にとって欠かせないものです。
ただし、加齢や強い紫外線の影響で、線維芽細胞の質や数が低下してしまいます。当然、肌の弾力低下につながり、たるみが生じてしまうのです。
今すぐストップ!フェイスラインたるみの原因になるNG習慣
たるみの原因には様々な理由があることを理解できたと思います。フェイスラインのたるみが進行しないよう、普段の生活にも気を付けていきたいですね。ここでは代表的なNG習慣を3つご紹介します。
猫背や頬杖をつきながらのスマートフォン操作
スマートフォンなどの操作をしている時に、つい癖で頬杖をついてしまう人も多いのではないでしょうか?頬杖は表情筋のバランスを崩し、あご周りにある筋肉の動きを妨げてしまう可能性があります。表情筋の衰えにつながるので注意しましょう。
また、猫背の姿勢も同様に筋肉の動きを制限しています。うつむいた状態が続くと、首の皮膚が重力で下がり、たるみが発生してしまいます。シワにつながる恐れもありますので、普段から姿勢には気を付けましょう。
不十分な紫外線ケアが招く肌の乾燥
肌の大敵である紫外線ですが、たるみにも影響を及ぼします。なかでも気を付けたいのが、波長の長い紫外線A波(UVA)。エネルギーが弱いものの浸透力が高いため、肌の真皮層まで到達する場合があります。
真皮層にある線維芽細胞にダメージが与えられれば、コラーゲンなどの生成が阻害されてしまいます。とくに保水効果のあるヒアルロン酸が減少すると、皮膚の乾燥を招き、たるみを更に加速させてしまうでしょう。紫外線A波(UVA)は雲や窓ガラスも透過するので、日差しが強い時だけでなく1年を通して日焼け対策が必要です。
表情筋を衰えさせる無表情
皮膚に接し、表情を作り出す表情筋。手や足の筋肉と同様、表情筋も普段から活用しなければ衰えてしまいます。気づくと無表情になっている人は要注意です。
表情筋が衰えれば、皮下脂肪や皮膚を支えきれずにたるみが生じてしまうことがあります。普段から喜怒哀楽をしっかりと表現するだけでも、表情筋を動かせますのでトライしてみましょう。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】
ここで紹介したNG習慣はほんの一例です。たるみを進行させないためにも、基礎化粧品による乾燥対策や姿勢の改善にも注力していきましょう。
自宅でできるフェイスラインのたるみケアをご紹介
加齢や生活習慣など多くの原因によって引き起こされる「たるみ」。重症化させないためにも、初期段階のケアや予防は非常に重要です。しかし、間違ったケアをすると、たるみを深刻化させてしまうことも考えられます。ここでは、自宅でもできる「たるみケア」を2点紹介します。
意識して取り組むことで、今日からでも肌は変えていけます。ぜひチャレンジしてみて下さい。
今すぐ始められる表情筋エクササイズ
大事なのは、たるみの原因になる表情筋を鍛えるケアです。道具は必要ないので、どなたでも手軽に始められますよ。
やり方は簡単で、口を「あ」「い」「う」の形に順序良く開きます。ポイントは極限まで大きく口を開きながら行うことです。声を出さなくても口の形をつくるだけでも充分ですので、仕事のちょっとした休憩時間にもチャレンジしやすいです。推奨するエクササイズ回数は1日に1回。忙しい方は3日に1回程度でも効果が期待できます。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】
表情筋を鍛えるのに有効的なエクササイズですが、やりすぎは禁物です。過度におこなうと、逆に表情ジワへつながってしまう場合もあります。先ほどご紹介した回数を目安に、適切なエクササイズを心がけましょう。
食事を見直して内側からケア
合わせて内側からのケアも大切にしていきましょう。摂取を推奨しているのは以下の3点です。
手羽先は肌のハリに関わりのあるコラーゲンを多く含んでいます。「コラーゲンを口から摂取しても効果がないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、体内にコラーゲンが充分に足りていれば肌にも行き届くようになります。日々積極的に良質なコラーゲンを摂り入れることが重要です。
2つ目の卵は、白身と皮の間にある薄皮に、肌のハリに対してアプローチできる栄養素がたっぷり含まれています。昔からフェイスパックとして卵を使う人がいたほど、じつは美容に大きく関わる食材です。毎日の食事で意識的に卵料理を取り入れてみましょう。
最後にアスタキサンチンとは、老化を防ぐ栄養素で赤い食べ物に多く含まれています。エビやカニなど海の生物に含まれることが多いのですが、大昔海に強く降り注いでいた紫外線から身を守っていた名残と考えられています。たるみも紫外線によって引き起こされる症状なので、紫外線に強い食べ物をとるのは理論的に正しいです。
外側からのケアも必要ですが、食事の習慣を見直すことで美へ更に近づくことができます。おいしい食事を通して、楽しく「たるみケア」をしていきましょう。
フェイスラインのたるみ解消改善に適した治療法
毎日のケアはもちろん大切ですが、改善に向けてもっと積極的なケアを行いたい人は、ぜひ美容医療も検討してみましょう。
美容医療における「たるみ治療」については、悩みの種類や原因によってアプローチ方法が異なります。それぞれの特徴を解説していきますので、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。
シワへの効果も期待できるヒアルロン酸注射
保水力が特徴のヒアルロン酸を、直接気になる部位に注入する方法です。ヒアルロン酸は1gで約6リットルもの水分を保持できるといわれています。コラーゲン注射のようにアレルギーテストも不要のため、すぐに治療を開始できます。
たるみ治療においては、頬骨の位置に「ボリューマXC」というヒアルロン酸を注入します。適度な硬さがあるヒアルロン酸のため、ボリュームが足りない部分を隆起させる支柱のような働きを担ってくれます。頬骨から皮膚を引き上げてくれることで、すっきりとしたフェイスラインを目指せます。
深筋層にアプローチするダブロ(ハイフ)
ダブロとは、高密度焦点式超音波療法(ハイフ)を採用した美容機器です。簡単にいうと、虫眼鏡で太陽の光を一点に集めるかのように、超音波のエネルギーを狙った部位に集中させます。
他の周辺組織にはダメージを与えないよう、皮膚の奥にあるSMAS層(筋層)だけに直接エネルギーを届けるのが魅力。SMAS層を縮ませながら持ち上げることで、筋肉の引き締めに期待ができるメカニズムです。同時にコラーゲンの生成を促されるので、更に効率のよいリフトアップが見込めます。
麻酔なしで施術可能!フレンチショットスキンリニュー
「イントラダーマル・インジェクターU225」という注入器を用い、薬剤を注入する治療法になります。同機器は皮膚の浅い層に均一に薬剤を注入できるため、麻酔なしで施術が可能です。ヒアルロン酸注射のように気になる部分ではなく、お顔全体に注入していきます。
薬剤はヒアルロン酸、サイトカインAAPE˞®、DMAEの3種類です。サイトカインAAPE˞®は脂肪幹細胞上清液のことで、肌の潤いや透明感を促進します。DMAEの主な作用はアセチルコリン生成のサポートです。アセチルコリンは肌の筋肉を引き締める効果があり、効率的なリフトアップを助けます。3種の薬剤を一気に注入することで、たるみの改善だけでなく美肌効果にも期待が持てるのです。
代表的な治療法を3つ紹介しましたが、それぞれメリットが異なります。肌質も同時に治療したいならフレンチショットスキンリニュー、表情筋の衰えによるたるみだったらダブロなど、あなたの症状と目的に合わせて選ぶことが重要です。
クリニックでは治療前にしっかりカウンセリングをおこなっていますので、まずは気軽にご相談してみましょう。
まとめ
フェイスラインのたるみは、適切な治療とケアによって予防と改善が期待できる部位です。とくにあご周りのたるみは加齢だけでなく、日々の習慣も大きく関わっていますので、生活の見直しも重要でしょう。
顔の印象を大きく変えてしまうフェイスラインだからこそ、気づいた時点で早めの対策が鍵となります。「一度たるんでしまったら打つ手がないのでは?」と思っている方も、ぜひ当院での美容医療を検討してみて下さい。