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30代になると気になり始めるのが、顔のたるみです。とくに口周りのたるみは、ほうれい線を深く刻み、一気に老けた印象になってしまいます。また、下がった口角は老けて見えるだけでなく、周りに不機嫌そうなイメージも与えかねません。
年齢を増すごとにマリオネットラインなどの症状も出てくる口元周り。放置せずに早めの対策が重要です。今回は口元たるみの原因やNGな習慣を解説しつつ、ケア方法や最適な美容治療もご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみて下さいね。
まずは口元のたるみトラブルは、どんな症状で現れてくるのかを理解しましょう。先に少し述べましたが、次の3点が口元たるみの主なサインです。
それぞれの症状について原因やたるんでいく過程を解説していきます。しっかり理解することで、たるみの現状を正確に知ることができますよ。
ほうれい線の場所を知っている人は多いかと思いますが、改めて説明していきましょう。ほうれい線とは、鼻の脇から口元近くまで伸びている線のことです。口角をあげて笑った時にうっすらと見えるのがほうれい線になります。
年を重ねるていくと、ほうれい線にファンデーションが溜まるという経験が増えてきませんか?ハリのある肌の場合はほうれい線が出にくいですが、頬がたるむと重力で脂肪が下がり、溝が深くなってしまいます。結果、溝にファンデーションが溜まりやすくなります。
マリオネットラインとは、口角の脇からあごまで伸びた線のことです。人形劇などで使われる操り人形のように見えることから「マリオネット」という名前がつけられました。早いと40代で出てくるラインですが、ほうれい線以上に見た目を老けさせてしまうので注意が必要です。
主な原因となるのは、皮膚と脂肪のたるみです。頬は皮下脂肪が多い分たるみやすく、口元にシワが寄ることでマリオネットラインが形成されます。ちょうど頬から伸びている筋肉と、口角からあごにかかる筋肉の境界線にできるのがマリオネットラインの溝になります。
口角が下がるのも、筋肉の衰えによるたるみが原因です。口角から下顎まで垂直に伸びている口角下制筋という筋肉が深く関わっています。放っておくと、更にたるみを深刻化させてしまいますので気を付けたいですね。
とくに口角下がりは不機嫌そうに見え、表情を暗くしてしまう可能性も。エネルギッシュな印象が損なわれてしまうことから、老けて見えてしまうことにつながります。
前述した通り、口元は頬の皮下脂肪が多くたるみやすいことから、シワができやすい部位です。口の周りは乾燥しやすい性質もありますので、しっかり保湿対策をしないとたるみを進行させてしまう場合も。更に会話や食事、表情を作る際によく動かす部分でもあるため、コリが生じやすいことも覚えておきましょう。
他の部位に比べ、条件のよくない口元ですが、たるんでしまう主な原因は次の3点と考えられています。
1つずつ詳しく解説していきますので、たるむ原因をしっかり理解しましょう。
皮膚の弾力を形成しているのは、表皮の下にある真皮層です。真皮層内ではコラーゲンとエラスチンがピンと張った状態でありつつ、バランスよく配置されることで肌のハリを守っています。合わせて保水作用のあるヒアルロン酸が充分に満ちていると、スポンジのように潤いのある状態で肌の弾力が維持できます。
しかし、あらゆる要因によってバランスが崩れてしまうと、真皮層はみるみる縮んでいってしまいます。上に重なっている表皮を支えきれなくなり、たるみやシワにつながってしまうのです。ここでは真皮層のバランスを崩してしまう要因についてもう少し詳しく解説していきましょう。
紫外線のなかでも特に気を付けたいのが、生活紫外線と呼ばれる紫外線A波(UVA)です。波長が短い紫外線B波(UVB)と異なり、紫外線A波(UVA)は真皮層にまで届きます。線維芽細胞にダメージが与えられることで、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が阻害されてしまうのです。結果、真皮層内のバランスが崩れ、皮膚がたるんでしまいます。
紫外線A波(UVA)は窓ガラスや雲も透過してしまうため、家の中や曇りの日でも油断はできません。きめ細やかな紫外線対策が重要になります。
皮膚の弾力低下として見逃せないのが加齢です。年齢とともにコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する機能が、どうしても衰えてきてしまうからです。生成量や質が低下してしまうため、肌がハリを失い重力の影響でたるみが生じてしまいます。
先ほど説明した加齢につながる話ですが、ヒアルロン酸の生成量が減ることで肌の保湿効果も衰えていきます。肌の乾燥が招くのは、ターンオーバーの乱れです。古い角質がはがれにくくなることで、皮膚の新陳代謝は遅くなってしまいます。代謝機能が衰えると皮下脂肪が厚くなり、重力によるたるみを引き起こしてしまうのです。
内側からの乾燥は防ぎきれない側面もありますが、外側からの保湿ケアは重要です。乾燥をそのままにしておくと大人ニキビもできやすくなり、肌質の低下も招きますので、日頃のケアを大切にしましょう。
手や足の筋肉などとは異なり、表情筋は骨ではなく真皮層に接しています。皮下脂肪を直接支えることで、豊かな表情を作り上げているのです。しかし、加齢などの影響で表情筋が衰えると、皮膚全体を支えきれなくなります。結果、重力の影響を受けやすくなり、たるみが発生してしまうのです。
また、表情筋と皮下脂肪の間にあって皮膚を支えているSMAS層(筋層)も年齢を重ねるごとに衰え、たるみの要因となります。
急激な体重の増加などにより頬の脂肪が増えると、支えきれずにたるみが発生してしまうことがあります。顔にお肉がつきやすい人は注意しましょう。
また、頬の横にあるバッカルファットという脂肪も要注意です。若い時は高い位置にあったバッカルファットが、加齢により下垂することでたるみにつながります。特徴的なのは、真下に下垂するのではなく、前下方へ移動することです。口元に向かって下垂していくため、ほうれい線やマリオネットラインの直接的な原因となります。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】 主に30代からコラーゲンの生成機能が衰え始めるので、適切なケアが必要になってきます。ちょっとした口元のたるみでも放っておかず、乾燥や紫外線ケアで早めに対策していきましょう。
口元は見た目年齢に差が出やすい場所の1つです。ほうれい線やマリオネットラインの進行は避けたいものですが、あなたの生活習慣がたるみを悪化させている可能性もあります。ここでは、たるみを招くNG習慣を3点ご紹介していきます。
心当たりのある人は、今からでも遅くありませんので改善していきましょう。
前述でも解説した通り、紫外線は肌のたるみを促進する原因の1つです。紫外線は、日差しの強い夏時期だけ気を付ければいいのでは?と思われるかもしれませんが、1年中降り注いでいます。
特にたるみの直接的な原因となる紫外線A波(UVA)は、冬時期も照射量があまり減らないため紫外線対策が必須となります。冬だからといって紫外線対策を怠っていた方は要注意です。不十分な紫外線対策は、たるみだけでなくシワも併発してしまいますので気を付けましょう。
間接的な原因として偏食と睡眠不足もたるみを進行させます。食事の栄養素が偏ると、消化や吸収能力が弱まります。血流の悪化も招くため、必要な栄養素が肌に行きわたりません。当然、肌の代謝が低下してしまい、たるみにつながっていきます。
睡眠不足も肌のターンオーバーを狂わせる要因です。質の悪い睡眠を日々とっていると成長ホルモンが分泌されず、コラーゲンの生成量も減少していきます。更に睡眠時間を長くとっていたとしても、寝る時刻が間違っていると効果を十分に発揮できません。成長ホルモンの分泌が盛んな22時~2時の4時間に良質な睡眠をとることが重要です。
吹き出物などの肌トラブルを気にして、何度も洗顔をしている人も要注意です。洗顔をしすぎてしまうと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌のバリア機能が阻害されてしまいます。バリア機能の低下は更なる乾燥を招いてしまいますので、たるみを進行させる要因になりえます。
冬などの乾燥する季節は、肌の外側からも潤いが奪われてしまうので、念入りな乾燥対策を心がけましょう。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】 上記で紹介した以外にも、姿勢の悪さなども表情筋のバランスを崩す原因になりますので注意しましょう!
口元のたるみを進行させないためにも、早めのケアが効果的です。ただし、ケア方法を間違えると対策が不十分なだけでなく、たるみが深刻化してしまう可能性もあるので気を付けましょう。さっそく自宅でできる口元のたるみケアを2点ご紹介します。
乾燥の影響を受けやすい口元は、念入りな乾燥対策を心がけましょう。スキンケア用品を選ぶポイントとしては、低分子の保湿成分を配合したものを選ぶことです。より浸透効果が期待できます。
保湿したあとに、なるべく潤いを保ち続けられるようなケアも重要です。美容液などで肌へ充分な水分を補ったら、脂分の多いクリームなどでしっかり潤いを閉じ込めましょう。
表情筋を鍛えるためにも、口元に特化したエクササイズを取り入れてみましょう。ほうれい線には、口にたくさんの空気を入れキープさせるエクササイズが効果的です。1分間キープする動きを1日3セット続けてみましょう。
口を大きく「あ・い・う・え・お」の形に動かす運動もありますので、スキマ時間にチャレンジしてみてください。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】 エクササイズの時間がとれない人は、スキンケアのついでにマッサージを行いましょう。リフトアップさせたいところを、少し力を入れて引き上げるだけです。筋肉を意識して触るだけの手軽な方法なので、ぜひお試し下さい!
毎日のケアは予防の面からも大切ですが、より改善を目指したい人は美容医療も検討してみましょう。
現在、口元のたるみにおいては様々な治療法があります。治療後すぐに化粧ができるものや、ダウンタイムがほとんどない治療もありますので、時期を考慮しなくても受けることができますよ。特徴をそれぞれ解説していきますので、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。
ダブロ(ハイフ)は、超音波のエネルギーを採用した美容機器です。これまでの美容機器とは異なり、高密度の超音波を一点に集中させることで深いSMAS層(筋層)に熱エネルギーを届けます。
SMAS層は皮膚を支えている筋膜のことです。皮膚の土台となる筋膜の引き締めを行いながら、コラーゲンの生成が促されることでリフトアップ効果がのぞめます。ダウンタイムが少ないため、場合によっては施術後のお化粧も可能です。
お悩みに合わせて適切なヒアルロン酸を注入する方法です。当院のヒアルロン酸注射は麻酔入りで、注入時の不快感を可能な限り軽減できるよう工夫しています。
ほうれい線には弾力性と伸縮性にすぐれた「RHA」、マリオネットラインには持続性が魅力である「リフトリド」などのヒアルロン酸を使用します。いずれも粒子が滑らかで自然な仕上がりが期待できます。口角をあげるには「ボルベラXC」というヒアルロン酸がおすすめです。水を吸収しにくく成形性にすぐれているため、希望する仕上がりへ近づきやすくなります。
イーロスプラスとは高周波(RF)と光エネルギー(IPL)を用いた美容機器です。皮膚の浅い層と深い層のそれぞれに照射できる2種のアプリケーターを使い、治療していきます。たるみには、赤外線(IR)に限定した光エネルギーと高周波エネルギー(RF)を組み合わせたアプリケーターでアプローチします。肌の真皮層に働きかけ、線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンの生成促進が期待されます。
従来のフォトフェイシャル機能に高周波(RF)が加わることで、より相乗効果が見込める治療法です。毛穴の引き締めや弾力アップを目指せるので、トータルでアンチエイジングしたい人にも向いています。
ヒアルロン酸、サイトカインAAPE˞®、DMAEの3種類の薬剤を「イントラダーマル・インジェクターU225」という美容機器で注入します。皮膚の浅い層に薬剤を注入する方法のため、肌に負担が少ないのが特徴です。
口元のたるみ治療の場合でも、顔全体に注入していきます。筋肉の引き締め効果が期待されるDMAEでたるみにアプローチしつつ、保水成分のヒアルロン酸と、脂肪幹細胞上清液であるサイトカインAAPE˞®で肌のハリや透明感を引き出します。肌質改善も期待できる注目の治療法です。
口元のたるみは改善したい部分や、目的によって治療方法を選ぶのが得策です。
たるみ以外にもお肌のお悩みがある方は、複合的にアプローチできるメニューを選んでみましょう。自分にどんな治療が適しているか知りたい方は、クリニックに相談してみて下さい。
皮膚のたるみは30代から現れ始めますが、特にほうれい線は顔の中でも影響が顕著な部分です。放っておくと溝が更に深くなるだけでなく、口角の下がりやマリオネットラインを併発する恐れもあります。
年齢が出やすい口元だからこそ、症状が進行する前に普段のケアを見直すなどの対策が必要です。お悩みが深刻な方は、美容医療を頼ってみることも1つの手ですので検討してみて下さい。
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30代になると気になり始めるのが、顔のたるみです。とくに口周りのたるみは、ほうれい線を深く刻み、一気に老けた印象になってしまいます。また、下がった口角は老けて見えるだけでなく、周りに不機嫌そうなイメージも与えかねません。
年齢を増すごとにマリオネットラインなどの症状も出てくる口元周り。放置せずに早めの対策が重要です。今回は口元たるみの原因やNGな習慣を解説しつつ、ケア方法や最適な美容治療もご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみて下さいね。
口元(口の周り)のたるみのサインとは?
まずは口元のたるみトラブルは、どんな症状で現れてくるのかを理解しましょう。先に少し述べましたが、次の3点が口元たるみの主なサインです。
それぞれの症状について原因やたるんでいく過程を解説していきます。しっかり理解することで、たるみの現状を正確に知ることができますよ。
深く刻まれたほうれい線
ほうれい線の場所を知っている人は多いかと思いますが、改めて説明していきましょう。ほうれい線とは、鼻の脇から口元近くまで伸びている線のことです。口角をあげて笑った時にうっすらと見えるのがほうれい線になります。
年を重ねるていくと、ほうれい線にファンデーションが溜まるという経験が増えてきませんか?ハリのある肌の場合はほうれい線が出にくいですが、頬がたるむと重力で脂肪が下がり、溝が深くなってしまいます。結果、溝にファンデーションが溜まりやすくなります。
見た目年齢をわけるマリオネットライン
マリオネットラインとは、口角の脇からあごまで伸びた線のことです。人形劇などで使われる操り人形のように見えることから「マリオネット」という名前がつけられました。早いと40代で出てくるラインですが、ほうれい線以上に見た目を老けさせてしまうので注意が必要です。
主な原因となるのは、皮膚と脂肪のたるみです。頬は皮下脂肪が多い分たるみやすく、口元にシワが寄ることでマリオネットラインが形成されます。ちょうど頬から伸びている筋肉と、口角からあごにかかる筋肉の境界線にできるのがマリオネットラインの溝になります。
老けて見える口角下がり
口角が下がるのも、筋肉の衰えによるたるみが原因です。口角から下顎まで垂直に伸びている口角下制筋という筋肉が深く関わっています。放っておくと、更にたるみを深刻化させてしまいますので気を付けたいですね。
とくに口角下がりは不機嫌そうに見え、表情を暗くしてしまう可能性も。エネルギッシュな印象が損なわれてしまうことから、老けて見えてしまうことにつながります。
口元はシワやコリがでやすい場所
前述した通り、口元は頬の皮下脂肪が多くたるみやすいことから、シワができやすい部位です。口の周りは乾燥しやすい性質もありますので、しっかり保湿対策をしないとたるみを進行させてしまう場合も。更に会話や食事、表情を作る際によく動かす部分でもあるため、コリが生じやすいことも覚えておきましょう。
他の部位に比べ、条件のよくない口元ですが、たるんでしまう主な原因は次の3点と考えられています。
1つずつ詳しく解説していきますので、たるむ原因をしっかり理解しましょう。
原因①皮膚の弾力低下
皮膚の弾力を形成しているのは、表皮の下にある真皮層です。真皮層内ではコラーゲンとエラスチンがピンと張った状態でありつつ、バランスよく配置されることで肌のハリを守っています。合わせて保水作用のあるヒアルロン酸が充分に満ちていると、スポンジのように潤いのある状態で肌の弾力が維持できます。
しかし、あらゆる要因によってバランスが崩れてしまうと、真皮層はみるみる縮んでいってしまいます。上に重なっている表皮を支えきれなくなり、たるみやシワにつながってしまうのです。ここでは真皮層のバランスを崩してしまう要因についてもう少し詳しく解説していきましょう。
恐ろしい紫外線の影響
紫外線のなかでも特に気を付けたいのが、生活紫外線と呼ばれる紫外線A波(UVA)です。波長が短い紫外線B波(UVB)と異なり、紫外線A波(UVA)は真皮層にまで届きます。線維芽細胞にダメージが与えられることで、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が阻害されてしまうのです。結果、真皮層内のバランスが崩れ、皮膚がたるんでしまいます。
紫外線A波(UVA)は窓ガラスや雲も透過してしまうため、家の中や曇りの日でも油断はできません。きめ細やかな紫外線対策が重要になります。
加齢によるハリ低下
皮膚の弾力低下として見逃せないのが加齢です。年齢とともにコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する機能が、どうしても衰えてきてしまうからです。生成量や質が低下してしまうため、肌がハリを失い重力の影響でたるみが生じてしまいます。
ニキビにもつながる乾燥
先ほど説明した加齢につながる話ですが、ヒアルロン酸の生成量が減ることで肌の保湿効果も衰えていきます。肌の乾燥が招くのは、ターンオーバーの乱れです。古い角質がはがれにくくなることで、皮膚の新陳代謝は遅くなってしまいます。代謝機能が衰えると皮下脂肪が厚くなり、重力によるたるみを引き起こしてしまうのです。
内側からの乾燥は防ぎきれない側面もありますが、外側からの保湿ケアは重要です。乾燥をそのままにしておくと大人ニキビもできやすくなり、肌質の低下も招きますので、日頃のケアを大切にしましょう。
原因②表情筋の衰え
手や足の筋肉などとは異なり、表情筋は骨ではなく真皮層に接しています。皮下脂肪を直接支えることで、豊かな表情を作り上げているのです。しかし、加齢などの影響で表情筋が衰えると、皮膚全体を支えきれなくなります。結果、重力の影響を受けやすくなり、たるみが発生してしまうのです。
また、表情筋と皮下脂肪の間にあって皮膚を支えているSMAS層(筋層)も年齢を重ねるごとに衰え、たるみの要因となります。
原因③皮下脂肪増加や下垂
急激な体重の増加などにより頬の脂肪が増えると、支えきれずにたるみが発生してしまうことがあります。顔にお肉がつきやすい人は注意しましょう。
また、頬の横にあるバッカルファットという脂肪も要注意です。若い時は高い位置にあったバッカルファットが、加齢により下垂することでたるみにつながります。特徴的なのは、真下に下垂するのではなく、前下方へ移動することです。口元に向かって下垂していくため、ほうれい線やマリオネットラインの直接的な原因となります。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】
主に30代からコラーゲンの生成機能が衰え始めるので、適切なケアが必要になってきます。ちょっとした口元のたるみでも放っておかず、乾燥や紫外線ケアで早めに対策していきましょう。
たるみを招くNG習慣とは?
口元は見た目年齢に差が出やすい場所の1つです。ほうれい線やマリオネットラインの進行は避けたいものですが、あなたの生活習慣がたるみを悪化させている可能性もあります。ここでは、たるみを招くNG習慣を3点ご紹介していきます。
心当たりのある人は、今からでも遅くありませんので改善していきましょう。
シワを引き起こす不十分な紫外線ケア
前述でも解説した通り、紫外線は肌のたるみを促進する原因の1つです。紫外線は、日差しの強い夏時期だけ気を付ければいいのでは?と思われるかもしれませんが、1年中降り注いでいます。
特にたるみの直接的な原因となる紫外線A波(UVA)は、冬時期も照射量があまり減らないため紫外線対策が必須となります。冬だからといって紫外線対策を怠っていた方は要注意です。不十分な紫外線対策は、たるみだけでなくシワも併発してしまいますので気を付けましょう。
栄養バランスの乱れや睡眠不足
間接的な原因として偏食と睡眠不足もたるみを進行させます。食事の栄養素が偏ると、消化や吸収能力が弱まります。血流の悪化も招くため、必要な栄養素が肌に行きわたりません。当然、肌の代謝が低下してしまい、たるみにつながっていきます。
睡眠不足も肌のターンオーバーを狂わせる要因です。質の悪い睡眠を日々とっていると成長ホルモンが分泌されず、コラーゲンの生成量も減少していきます。更に睡眠時間を長くとっていたとしても、寝る時刻が間違っていると効果を十分に発揮できません。成長ホルモンの分泌が盛んな22時~2時の4時間に良質な睡眠をとることが重要です。
乾燥を招く間違ったスキンケア
吹き出物などの肌トラブルを気にして、何度も洗顔をしている人も要注意です。洗顔をしすぎてしまうと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌のバリア機能が阻害されてしまいます。バリア機能の低下は更なる乾燥を招いてしまいますので、たるみを進行させる要因になりえます。
冬などの乾燥する季節は、肌の外側からも潤いが奪われてしまうので、念入りな乾燥対策を心がけましょう。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】
上記で紹介した以外にも、姿勢の悪さなども表情筋のバランスを崩す原因になりますので注意しましょう!
口元のたるみ改善が期待できるケアとは
口元のたるみを進行させないためにも、早めのケアが効果的です。ただし、ケア方法を間違えると対策が不十分なだけでなく、たるみが深刻化してしまう可能性もあるので気を付けましょう。さっそく自宅でできる口元のたるみケアを2点ご紹介します。
乾燥を抑制する口元クリーム
乾燥の影響を受けやすい口元は、念入りな乾燥対策を心がけましょう。スキンケア用品を選ぶポイントとしては、低分子の保湿成分を配合したものを選ぶことです。より浸透効果が期待できます。
保湿したあとに、なるべく潤いを保ち続けられるようなケアも重要です。美容液などで肌へ充分な水分を補ったら、脂分の多いクリームなどでしっかり潤いを閉じ込めましょう。
口元のエクササイズ
表情筋を鍛えるためにも、口元に特化したエクササイズを取り入れてみましょう。ほうれい線には、口にたくさんの空気を入れキープさせるエクササイズが効果的です。1分間キープする動きを1日3セット続けてみましょう。
口を大きく「あ・い・う・え・お」の形に動かす運動もありますので、スキマ時間にチャレンジしてみてください。
【皮膚科医のワンポイントアドバイス】
エクササイズの時間がとれない人は、スキンケアのついでにマッサージを行いましょう。リフトアップさせたいところを、少し力を入れて引き上げるだけです。筋肉を意識して触るだけの手軽な方法なので、ぜひお試し下さい!
希望に合わせた美容医療をセレクト
毎日のケアは予防の面からも大切ですが、より改善を目指したい人は美容医療も検討してみましょう。
現在、口元のたるみにおいては様々な治療法があります。治療後すぐに化粧ができるものや、ダウンタイムがほとんどない治療もありますので、時期を考慮しなくても受けることができますよ。特徴をそれぞれ解説していきますので、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。
たるみを筋膜からリフトアップするダブロ(ハイフ)
ダブロ(ハイフ)は、超音波のエネルギーを採用した美容機器です。これまでの美容機器とは異なり、高密度の超音波を一点に集中させることで深いSMAS層(筋層)に熱エネルギーを届けます。
SMAS層は皮膚を支えている筋膜のことです。皮膚の土台となる筋膜の引き締めを行いながら、コラーゲンの生成が促されることでリフトアップ効果がのぞめます。ダウンタイムが少ないため、場合によっては施術後のお化粧も可能です。
部位やお悩みに応じたヒアルロン酸注射
お悩みに合わせて適切なヒアルロン酸を注入する方法です。当院のヒアルロン酸注射は麻酔入りで、注入時の不快感を可能な限り軽減できるよう工夫しています。
ほうれい線には弾力性と伸縮性にすぐれた「RHA」、マリオネットラインには持続性が魅力である「リフトリド」などのヒアルロン酸を使用します。いずれも粒子が滑らかで自然な仕上がりが期待できます。口角をあげるには「ボルベラXC」というヒアルロン酸がおすすめです。水を吸収しにくく成形性にすぐれているため、希望する仕上がりへ近づきやすくなります。
毛穴の引き締め・ハリに効果的なイーロスプラス
イーロスプラスとは高周波(RF)と光エネルギー(IPL)を用いた美容機器です。皮膚の浅い層と深い層のそれぞれに照射できる2種のアプリケーターを使い、治療していきます。たるみには、赤外線(IR)に限定した光エネルギーと高周波エネルギー(RF)を組み合わせたアプリケーターでアプローチします。肌の真皮層に働きかけ、線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンの生成促進が期待されます。
従来のフォトフェイシャル機能に高周波(RF)が加わることで、より相乗効果が見込める治療法です。毛穴の引き締めや弾力アップを目指せるので、トータルでアンチエイジングしたい人にも向いています。
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口元のたるみ治療の場合でも、顔全体に注入していきます。筋肉の引き締め効果が期待されるDMAEでたるみにアプローチしつつ、保水成分のヒアルロン酸と、脂肪幹細胞上清液であるサイトカインAAPE˞®で肌のハリや透明感を引き出します。肌質改善も期待できる注目の治療法です。
口元のたるみは改善したい部分や、目的によって治療方法を選ぶのが得策です。
たるみ以外にもお肌のお悩みがある方は、複合的にアプローチできるメニューを選んでみましょう。自分にどんな治療が適しているか知りたい方は、クリニックに相談してみて下さい。
まとめ
皮膚のたるみは30代から現れ始めますが、特にほうれい線は顔の中でも影響が顕著な部分です。放っておくと溝が更に深くなるだけでなく、口角の下がりやマリオネットラインを併発する恐れもあります。
年齢が出やすい口元だからこそ、症状が進行する前に普段のケアを見直すなどの対策が必要です。お悩みが深刻な方は、美容医療を頼ってみることも1つの手ですので検討してみて下さい。